恋人であっても
恋人という間柄であっても、
最低限の礼儀やルールというものは必要です。
「親しき仲にも礼儀あり」
という言葉が残されているように、
人間関係を円滑に進めるためには
それこそが重要であり、
必要なことでもあるのです。
ですから、恋人に対してであっても、
ホンネとタテマエは使い分けた方がいいでしょう。
なぜなら、ホンネだからといって
たびたび口にしていては、
相手に不快な思いをさせてしまうこともありますし、
礼儀に欠けると思われることもあるからです。
また、タテマエは人間関係を
円滑に進める手助けをしてくれることから、
時には使うべきものだということができるのです。
ホンネというものは、
出会いから間もない時期には両刃の刃なのです。
「ホンネを打ち明けてくれた」と喜ぶ人もいれば、
「そんなホンネは聞きたくなかった」
という人もいるからです。
もちろん、
それはホンネの内容によっても変わってきますが、
ホンネというものは
その人の心の重みであることが多いことから、
どういった内容であっても、
受け止める側にはそれ相応の覚悟が必要になります。
ですから、ホンネを伝えるのは、
できれば関係が深まったことを
互いが確認できてからの方がいいでしょう。
恋人だからこそホンネを
知って欲しいと考える人もいるでしょうが、
恋人だからこそ、
相手の気持ちを考えたり
思い遣ったりすることも必要ですし、
そうすることは関係を育てるために
とても大切なことなので、
心がけた方がいいでしょう。
-ホンネとタテマエ-
ＴＰＯを考える
出会いに限らず、
人間関係を新たに築こうと考えている場合には、
ホンネを控えることがお勧めです。
ホンネというものは、その人にとって
芯となる大切なものではありますが、
聞かされた相手を時に
不快な気持ちにさせることもあることから、
ＴＰＯや互いの関係についてを
しっかり考えてから口にした方がいいでしょう。
むしろ、初対面同士の場合は、
社交辞令やタテマエといったものの方が
効果を発揮してくれることから、
上手にそれらを使うことがお勧めです。
例え、相手にそうしていることがバレてしまっても、
それは「初対面時の礼儀」として
受け取られることが多いので、
関係が悪くなることを心配する必要はないでしょう。
人は、関係を円滑に進めるためにタテマエを使い、
関係をさらに深めるために
ホンネを口にするべきなのです。
ただし、上にも書いたように、
ホンネについて語る時には、
関係がどの程度深まっているかや
互いへの理解がどれくらい進んでいるかについてを
事前に考えてみることが重要なのです。
「恋人にタテマエを告げるなんて」
と思う人もいるかもしれませんが、
長く続けるべきだという話ではありませんし、
関係を円滑に進めるためには
大切なものなのだということを覚えておいて、
デートの際などは上手に活用することをお勧めします。
恋愛という関係においてだけでなく、
人と人との関係は、
ホンネとタテマエのバランスの上に
成り立っていると言っても過言ではないので、
ＴＰＯや関係の深まり具合を考慮しながら
上手に使いましょう。
-ホンネとタテマエ-
上手に使い分ける
社会人として公の場へと出た時だけでなく、
出会いの場であっても、
社交辞令というものは大切です。
これから交際を始めるからといって、
ホンネで接することが望ましいとは限らないということです。
特に、そうした場所や交際を始めて間もない頃には、
ホンネとタテマエとを上手に使い分けて接することが重要です。
タテマエを言うことと、嘘をつくということは別ですし、
ホンネだからといってなにもかもを
相手へ伝えてしまってもいいということには
ならないのだということを
心に留めておくことはとても大切なことです。
ホンネは、人を傷つけることもある
ストレートな言葉であることから、
時にはそれを隠すことも大切ですし、
関係がしっかり深まってからでないと、
そのひと言が原因で
関係が破たんしてしまうこともあるので
注意が必要なのです。
上手く関係を深めてゆきたいのであれば、
時にはタテマエを使うことも必要ですし、
ホンネを隠す必要もあるのだということを
覚えておいてください。
関係が深まって、互いへの理解が進んでくれば、
自然とホンネをぶつけ合えるようになりますし、
それを受け止められるようにもなってくるので、
それまではあまり表へと出さないことが大切なのです。
また、ホンネを隠す際には、隠していることが
透けて見えるような発言をしてしまわないよう
気をつけることも重要です。
タテマエは、人と人とが円満な関係を築く上で
大切なものなのだということを
意識しながら使うことがお勧めですし、
ホンネは、関係が深まってから
伝え合うことが望ましいでしょう。
-ホンネとタテマエ-
